好きな事を仕事にする、ゲームの生活も良い
森に1人で生活していたソロー
最近になってソローという人の生き方や考え方を知りました。
フルネームはヘンリー・デイヴィッド・ソロー、1800年代に実在したアメリカ人です。
2017年には生誕200周年と言う事で話題となっていたそうですが、ソローの思想が現在になっても支持されています。
ソローは定職に就くことは無く、自ら1人で森の生活をしていました。
その2年間の森の生活を記録した著書が代表作『ウォールデン 森の生活』となります。
ソローは自給自足の生活を経て多くの事を書いており、それが200年後の現代においても賛否両論となっている理由も興味深い。
自然界に関する事から政治の事、人生哲学に関する事など、ソローは様々な言葉を残しており、特に自然と人生哲学に関する事が支持されています。
好きな事を仕事にするとは
ソローが何度も言っている事が「好きな事を仕事にする」。
現代においても「好きな事を仕事にする」が話題を呼ぶ場面が多いです。
劣悪な職場環境や理不尽な会社や社会、そして経営者や上司・同僚によるパワハラや長時間残業、低過ぎる給料など酷い状況が続き、この新型コロナで人生について考える時間が多い人が増え、一体自分は何をしているのだろう?となったのでしょう。
「好きな事を仕事にする」、このテーマを人生のテーマとしてソローは実行してきた訳ですから、特に日本人の会社員はソローに興味があるのではないでしょうか。
ソローに感化された訳でもないのに、会社を辞めて好きな事を仕事にするを実行している人も増加しています。
会社で好きな事を仕事にする悲劇
会社など組織に属すると、「ヤリガイ搾取」と呼ばれるように必ず支配者層に搾取される事になります。
誰だって好きな事を仕事にしたいのにしない理由は、経営者や上司・同僚によって搾取され疲弊し、「好きな事なんだからいいでしょ」と何でも強要されて、恐ろしい事に延々と搾取されてしまうのです。
そして好きな事が嫌いな事に変わり、自分が壊れてしまうからです。
更に日本では転職を悪としており、会社を辞める事すら出来ない。
全てを自己責任や自業自得として支配者層は責任を負いません。政治も助けてはくれません。
ソローはこの様な事も述べています。
「金のために働く人間を雇わないようにし、その仕事を愛するために働く人を雇いましょう。」
これではまるで、ソローはヤリガイ搾取を奨励しているかの様に思えますね。
ヤリガイ搾取はソローの言葉を曲解し悪用した支配者層が生み出したと言えるでしょう。
更にソローはこんな事も述べています。
「成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる。」
おいおい長時間労働を奨励しているじゃないか!
だが、これもソローの言葉を曲解し悪用した支配者層が生み出したと言えるでしょう。
そして、ソローは次のような言葉も残している。
- 「人の人生で最大の悲劇は、生きてはいても、内部で何かが死んでいることだ。」
- 「大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。」
- 「我々はみな純粋無垢に生まれ、助言により汚染される。」
- 「支配することが最も少ない政府が、最良の政府である。」
- 「愛よりも、お金よりも、名声よりも、私は真実が欲しい。」
支配者層よりなのか労働者よりなのか分らない事がソローが賛否両論になる理由でもありますね。だが、これらは現代社会でも通用するでしょう。
好きな事を仕事にする事が可能かどうか
ソローは1人で森の生活をしてきた訳ですから、好きな事を仕事にするというのは1人で好きな事をするという意味合いが強いでしょう。
「私はかつて、孤独ほど仲のよい仲間を見出したことがない。」
物凄い深い言葉ですが、現代人なら理解できるのではないでしょうか。
人は一人では生きていけないと言っておきながら放置されますし、誰も助けてくれませんからね・・・
だからこそ1人で好きな事を仕事にすることが幸せな人生であるとソローは言いたいのではないでしょうか。
「自分の夢に向かって確信を持って歩み、自分が思い描く人生を送ろうと努めるならば、きっと思いがけない成功にめぐり合うだろう。」
年齢に関してもソローはこう述べています。
「偏見を捨てるのに、もう遅すぎるなんてことは決してない。」
そう、遅過ぎる事なんてなく、ゲーム実況者も中高年が増えています。もちろん若者はもっと多いです。ゲーム実況は年齢も学歴も関係ない不問なのですよね。
youtuberは仕事じゃないという偏見も殆ど無くなった様に、ゲーム実況はソローの好きな事を仕事にするにピッタリなのです。
今すぐ会社を辞めてyoutuberやゲーム実況など好きな事を仕事にしましょうと言う事です。
農業だったり漁業だったり林業だったり、結構話題になっているのは好きを仕事にしたいと実行に移している人が多いからでしょうね。
この様な事から分るとおり、200年も前から、いや多分もっと前から好きな事をやりましょうと言い続けている人がいるのに、今の今まで変わってこなかった。
「物事が変わるのではない。私たちが変わるのだ。」
やはりソローの言葉ですが、日本に置き換えてみると、政府の助けを待っていたが何もしないで会社側に付いたので辞めて自分で好きな事をやることにした。
ソローの言葉全て正しい訳ではありませんし、世の中の偉人の名言が正しいとは限りません。時代背景や国の情勢も違います。
しかしながら、好きな事をやりたい考え方は何百年も経っているのに一緒なのですよね。
何かしら思うことがあるならば、直ぐに会社を辞めて好きな事をしてみましょう。